e-learning(Eラーニング)用システムの設置

A社様へ、Eラーニング用Webシステム一式を導入いたしました。

e-learningとは

本来は、PCスクールがPC操作を教えるためのソフトではなく、PCを使って、疑似的に学校施設を作り、PC以外の学問を教えるためのソフトです。
もちろんPC操作を教えるために使えないことはありません。

まるで学校をインターネット上に開校したように使える

登校の管理から各カリキュラムへの取り組み状況をログを取得することで管理可能です。

小テスト(見極めテスト)設置で、カリキュラムの理解状況を確認できる

細かく小テストを設置することが可能で、その小テストをもって、カリキュラムの理解状況を確認できるようにすることができる。

提出課題にも対応

WordやExcelなどで作成した提出課題用ファイルを当システム内で先生に提出することが可能です。

進捗に制限をかけることが可能

小テストを合格しないと次に進めないように設置したり、新教材の公開日を設定することで急いで先に進むことができないように設定したりすることが可能です。

双方向コミニュケーション可能

学校の連絡帳のように、生徒と先生間で等システム内でコミニュケーションを測ることが可能です。
コミニュケーションツールがあることで、学問の悩みや生活の悩みなども双方向でコミニュケーションを測って解決できるかもしれません。

e-learningシステム導入に当たって

e-learningシステムの導入には大きく分けて3つの壁があります。

システム導入の壁

今回はMoodleという、システム自体は無償で利用が可能なシステムを導入しましたが、このシステムを導入するにはある程度サーバーに関する知識等も必要となります。
最新のMoodleを導入する際に当社にて導入させていただきました。
システム要件をかなえるサーバーを準備するというのは、そう簡単には行かないようです。

管理の壁

インターネット上に学校を作るようなものですから、非常に管理体制が難しいものです。
簡単に言えば、校長(管理者)・学級主任や担任(ある程度の責任と権限があるリーダー)・教師(特定の分野に限った権限)・生徒(学年やコースが違う集合体)と、責任や権限の違うユーザの集まりを作る必要があり、なおかつそのうえで学年やコースなどで囲ったグループを作る必要もあります。
学年であれば1年と3年では進めている授業の内容が全く違うわけですし、2年生の後半くらいからは受験対策というコースも必要になるやもしれません。そう言ったユーザやカリキュラムの管理というものに壁があります。

今回は基礎的な管理を指導させていただきました。

コンテンツの壁

当然のことではありますが、中身を作らなければいけません。
国語なら国語用の教材を作る必要があります。
教科書の中身を丸写しでは、意味がありません。もともと学校の先生がやることというのは教科書があって、その教科書の意味を教えたり、具体的なときかたを解説したりしていたはずです。
e-learningになったら必要が無くなるのか?というと、むしろ逆で、目の前にいないからこそ、教材について今まで以上に気を使って作らなければいけません。
今回のソフトでは、テキストや画像などの解説文ももちろん導入できますが、動画を張り付けることもできるので、さも目の前で授業をしているがごとく先生がしゃべっている動画を張り付けることでカリキュラムを作ることもできます。

小テストをもって理解度を測る

目の前に生徒がいないからこそ、本当に理解できているのか?というのが不安になるのが運営側です。
そのため、小テストを作り、そこまでのカリキュラムが理解できていれば合格できるというテストを課すことで、習熟度を管理者側が理解できるように作ることができます。
小テストは1度だけしか受けられない設定や、合格するまで先に進めないように設定したりすることも可能で、その学校や塾、スクールなどの形態に合わせた制限をかけることで生徒に必要なスキルを付けさせることまで可能です。
何度も受けているが合格できない生徒がいた場合に、Zoomなどで個別補習授業を受けさせるなんていう流れにもできるかと思います。