浜焼太郎高岡野村店様無料Wi-Fiの設置

WEB制作とはあまり関係がないのですが。。。

立野機工のWEBサイト制作はWEBサイトだけがお仕事ではありません。
立野機工商会にはIT事業部という部署があり、その部署ではITにかかわる相談はどんなことでも承っています。
パソコン・タブレットの調達から、コピー・FAXの複合機の調達などOA機器の調達、設置・設定、回線工事、また、セキュリティ確保のための施策なども行っています。
なので、基本的にはどんなご用命でも飛んでいくわけでございます。

無料Wi-Fiお願いできませんか?

近年大都市圏では、あらゆるところで無料Wi-Fiスポットが乱立する状態になりつつあります。
日本の無料Wi-Fiを広めているのが各携帯キャリアであることから、完全に無料開放というわけではなく、各携帯キャリアの契約者に限り解放という形です。
設置する側にとってはどこかのキャリアの無線スポットを設置するだけでは無料開放という意味にならないため、当社に相談がありました。

当店のお客様すべてに無料で開放したいのですが、機器をいくつも並べるような無様なことはしたくない

ということでしたので、自前で設置することに。
ポイントは以下の4つ。

  • 現在のPOSシステムにWi-Fiスポットから絶対に入り込めないように設定
  • POSの関係で光回線を持っているのでその回線を利用したい
  • 解放したことにより混雑した場合でも、POSの通信に影響を及ぼさないようにしてほしい
  • 携帯キャリア、タブレット、PCが自由に乗り入れることができるようにしてほしい

この要件をかなえるには自前で設置がベストだという判断に至りました。

VLANを切る

インターネット回線が1本の場合、一般的にはLAN環境も1つというのが一般出来ですが、1回線のインターネット内に2つ以上のLAN環境を整備したいときがあります。
たとえば現在の浜焼太郎さま。
POSや業務で利用するインターネットと、無料で開放するWi-Fiスポットは一緒になっていると、クラックを受ける可能性があります。
なので、セキュリティを確保したPOSや業務用の回線と、解放するWi-FiスポットはLAN環境として分けることでセキュリティ確保と、回線開放ができるのです。
難しいことをやりたくないといわれたら光回線を2回線設置すれば実現は可能ですが、純粋に通信費が倍になります。
また、光回線は2セッション接続できる(2つのプロバイダを設定し通信ができる)ので、2セッションを使って分ける方法もありますが、これもプロバイダ費用が倍かかります。
ランニングコスト増加を防ぐためにはVLANを切るという方法があります。

VLANとは、LAN環境を2つ以上作り、隣のLANとは論理的に切り離し、乗り入れることができないようにする仮想的な複数のLANを設置する仕組みです。
このVLANは一般的にはスイッチングハブで行うことが多く、ほんの少し高価なスイッチングハブを購入する必要がありますが、このメリットは、回線は今まで通り1本、プロバイダ契約も1つで、LANを論理的に切り離すことで業務用回線と解放する回線を分ける方法です。

トラフィック制限ができるハブを導入

今回、POSに影響することを懸念し、トラフィック量に制限をかけることができるスイッチングハブを準備しました。
混雑状況を確認しつつ制限をかけるか否か判断し対応できる機器にしました。

自由に使えるWi-Fiスポットの完成です。

ぜひ行かれたときにはWi-Fiを利用してみてください。
高速で快適なWi-Fiを無料で利用できますよ。

wifiポスター